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微熱と下痢

今月のゴールデンウィークのことです。
開業されている地方の先生が海外へ学会へ出かけられるということで3日間ほどの診療支援の依頼が医局にきました。
せっかくの休みなので誰も行きたいという医局員はおりませんでしたが、アルバイトとしては魅力的であったため、私が手を上げて行くことになりました。
具体的な地名はここでは公表できませんが、船で渡って(数時間)行くような要は離島です。

宿はその島で一番、きれいな?民宿を用意してくれていました。
私の他に宿泊者は、観光にきたと思われる3名の女の子のグループがいました。
夕食はその土地でとれた新鮮な海の幸の炭火焼きでしたが、一人での食事というのはわびしいものです。
そんなこちらの雰囲気を察したのか女の子のグループの一人が
「よろしければ、こちらで一緒にみんなで食べませんか?」
とさそってくれたのです。

その子は芸能人でいえば菊池麻衣子のようなこちらがドッキとするような美人で、笑顔がとてもかわいい、 やさしい子でした。
その子達は連休を利用してこの島へ遊びにきたこと、大学生のクラブの仲間であることなどがわかりました。
出だしから「ラッキー」といい気持ちで休むことができました。

診療第1日目

患者数20数名、ほとんどは帰省した人や観光客 驚いたのは診察の際、男女かかわらず上半身はだかにさせること看護婦さんが実に自然にスマートに誘導してくれる。
大学病院ではブラジャーをつけたままでの聴診がほとんどであったのでノーブラだと、いかに聴診しやすいかがよくわかった。

診療第2日目

中年男性が下痢をしたということでやってきた。
おそらく普段食べなれないものでも食べたんだろう。
一応念のため、食中毒かもしれないので、カルテに便培養の指示を書き、整腸剤を処方した。
次ぎの患者さんを見終わったあと
「先生お願いします」
と看護婦さんに隣の処置室へ呼ばれた。
びっくりしたことにさきほどの男性がお尻を出して横たわっていた。
どうやらここの診療所では便培養を医者が直接、採ることになっているらしい。(大学病院では患者さん にトイレにいって自分でとってきてもらう)
「なんでこんなおっさんのきたない肛門を見なきゃならねえんだよ」
と心のなかで思いつつ綿棒を肛門に差し入れて便を採取しました。
その晩は帰りが遅くなり、お風呂も私が一番最後でした。
宿にとまっているのは私以外にあの女子大生グループだけですので、あの子達の入ったあとのお湯なんだ と想像すると妙に興奮してしまいました。
そしてお湯のなかにちじれた毛を発見(おれは変態か)大切に持って帰りました。
その晩は、まくらもとに陰毛をならべて、それをみながらオナニーしてしまいました。(何とすばらしい想像力)

診療第3日目

下痢の患者さんが増えてきた。
なぜか男性ばかり、程度は軽いが、食中毒の可能性が高くなってきた。
今日は午前中で診療を切り上げて午後の船で帰らなくてはならない。
あわただしい。
12時近くなってようやく患者も途切れひと段落したところに、もうひとり下痢の患者がやってきた。
なんとあの最初の晩、私を夕食にさそってくれた女学生であった。
今朝から微熱と下痢がはじまったとのことである。
私がカルテに問診の内容を書いている横で、看護婦さんに促されブラウスを脱ぎはじめていました。
脱衣するまでは非常にスレンダ−な印象をもっていましたが、ベージュ色のブラジャーごしに豊満なバストが想像されました。

「これもですか?」

最初、彼女もすこし当惑したような顔をされましたが、私は顔色をかえずにカルテに視線を落としたままうなずきました。
チラリと視線を隣にずらすとちょうどフロントホックをはずして乳房が露出されるところでした。
実にふくよかな、乳頭部も垂れておらず、乳輪の色も肌色を少し濃くしたような色で少しもりあがってお り、私の理想とするものでした。
興奮して頭が混乱していましたが、しっかりみなければとの思いから自然と診察は普段の3分間診療とくらべものにならないくらい濃密なものとなりました。

まず発熱があることから、感染部位を推定するため全身のリンパ節の触診はかかせません。
頚部、鎖骨上と念入りに触診していきました。
次ぎは腋窩です。
脇をあけてもらい手を押し込みました。
手のひらごと胸壁に押し付けるようにして腫れたリンパ節がないか見ていくわけですが、彼女のバストが大きいので必然的に乳房ごと揉んでいるような形になってしましました。

もう片方の腋窩の触診をしようとして彼女に異変が起こっていることに気づきました。
乳房の硬さが先程と比べて少し増したように手のひらに感じられました。
かなり緊張しているせいか彼女の乳輪が立って(盛り上がって)硬くなってきていたのです。
女性の乳房の変化をまじかで観察したことがなかったので驚いたというか感動に近いものがありました。
聴診も念入りに行うことができました。(普段はブラジャーに聴診器をすべりこませるようにして聴くので大変)

服をきてもらい、今度はベッドの上に仰向けになってもらいました。
ズボンとパンツを腰骨のあたりまで看護婦さんに下げてもらうと少し陰毛が露出していました。
腹部の触診を済ませたあと、鼠径部のリンパ節を見るために看護婦さんがパンツを持ち上げてくれまし た。
そのなかに手を突っ込んて鼠径部をくまなく太ももの付け根から腰骨のあたりまで入念に触診することができました。
触った感じ彼女の陰毛は非常にやわらかく、広い範囲に触れました。
一通りの診察が終わり、カルテに便培養の指示を書く時、指がふるえていました。

「先生、お願いします」
私はできるだけ、平静をよそおいながら隣の処置室へ移動しました。
彼女は今日診た男性の下痢患者達と同じ格好で、つまり膝までズボンと下着を下げられ、膝を少し曲げ、 左を下にした横向きの姿勢でベッドの上に横たわっていました。

お尻には何も掛けられていないので(ここの病院は配慮に欠ける)部屋に入った瞬間、彼女の真っ白なお尻が目にとびこんできました。
お尻には太股付近に3カ所小さな吹出物ができていました。
下着のラインの痕がまだ残っています。
下をみるとズボンの間にみえるパンツのお股の部分がうっすらと茶色に染まっており今にもにおいが立ちこめてきそうで、何だか急にいとおしくなってきました。 (かわいそうに下痢のせいでしょう。どんなに着飾っても台無しです)

この姿勢では肛門が見えないので、どうしたものかと思っていると、看護婦さんが両手をつかって臀部を上下に広げてくれました。
臀部の谷間は周辺の白さとうって変わって、茶~セピア色の色素沈着がみられその中央部に綺麗なしわの 集中(肛門)がみられました。
肛門のしわの一カ所に黒い点状の色素も認められました。

肛門と腟の間には1cmぐらいの陰毛が続いていましたが、肛門周囲は全く無毛で形態としては痔核もなく、楕円型の美しいものでした。
私は、綿棒を手にとり、しわの中心にゆっくりとさし込み、5~6回上下にしごきました。
出てきた綿棒は予想に反し、うっすらと血液の付着がみられました。

「血便ですね」
看護婦さんと顔を見合わしました。
「先生、直腸鏡やられますか?」

すぐに、看護婦さんが言ってきました。
どうやら、ここの先生は血便なら直腸鏡を必ずやられるようなのです。
それは医学的には正しい行為なのですが、実際の現場では、特に若い女性の場合は、羞恥心を配慮しやっていないのが現状です。
ただ、ここの病院の方針もあることだろうと思い、
「準備してください」
と言いました。

看護婦さんが、奥の滅菌棚からもってきた直腸鏡をみて仰天しました。
何とそれは、直径が水道の蛇口ぐらいの太さで長さが35cm(後で定規ではかったので正確です)もある筒上のステンレス製のもので一端にしっかりとしたグリップがついているものでした。
これは硬性内視鏡といってまず、現在はつかわれていない化石のような道具です。
腸はくねくねと蛇行しているものなので直線の筒は挿入が困難であり、私自身も教科書でしかみたことのない代物です。
しかし一度やると言った以上、後にはひけませんでした。

「先生、体位はどうされますか」
「ここでいつもやっているのと同じでいいです」
「じゃあ、肘膝位でよろしいですね」
「はい」

肘膝位とは、膝を直角に立て、股関節を強く前屈し、膝と肘で体重を支え、できるだけ肛門を挙上する体位で、患者にとっては異様な体位であり羞恥心が強いため、私自身一度もやったことのない体位でしたが、 腹圧がかからず、直腸からS状結腸を直線化しやすく、直腸鏡や肛門鏡には適した体位なので理にはかなっていました。
隣ではもう、看護婦さんが彼女に説明をして、検査でよごれてはいけないからとズボンと下着を脱がせていました。
彼女は素直でした。

看護婦さんに言われるがまま再びベッドにあがると、枕に顔をうずめ、頭の上で両腕を組んで肘を立てました。
この状態から膝を立てるのにどれだけ勇気がいったことでしょう? 左右の膝が交互に少しずつ胸の方に立ってくるにしたがってお尻も挙上されてきました。 (私は彼女の足下で器械の準備をするふりをしながら、その様子を一部始終、目撃していました。)
何と彼女は自分で膝を立ち上げてくれたんです。
この時点でもう、こちらからは肛門やその下の陰毛がまる見えでした。
最後に看護婦さんの細かいチェックがはいりました。
腰を下に弓なりになるように押すと、さらに肛門が挙上し広がりました。
またぴったりと閉じられていた膝が肩幅ぐらいまで広げられました。
こうすることで股が緊張しないようにするためでしょう。

先程の左側臥位の体位ではみられなかった肛門の内膜の一部が外反して赤く見えています。
また外陰部が丸見えです。
淡い茂みをとおして大陰唇の襞が見え、その内側からピンク色の小陰唇が一部はみ出してしまっていまし た。

彼女は出るところはでていますが、今、体重を支えている太股や腕は細くきゃしゃで、この検査に耐えられるかどうか不安でした。
直腸鏡にキシロカインゼリーをまんべんなくぬりたくり、できるだけリラックスするよう彼女に言い、指で肛門も開いて誘導しながら先端を滑りこませました。
8cm ぐらい挿入したところで抵抗があり、直腸鏡の内筒を抜いて内部をのぞきこみながら直腸の襞をかき分けると3cmぐらい進みました。
それを繰り返しながらすこしずつ挿入を繰り返していったんですが、腸がのばされる時、つらいのでしょう何度も 「アッ」
と泣くような声が聞こえました。
こちらも真剣でした、気が付いたときには顔がお尻に触れそうになっていました。

つまり、根本まで挿入することに成功しました。
落ちついて見てみると、彼女のお尻からは直腸鏡のクリップの部分が出ているだけでした。
なんだか小学生のころテレビでみた食人族という映画のワンシーン(取材にジャングルにはいった白人女性が全裸で肛門から口にかけて太い木の杭で串刺しにされるというもの)を思い出してしまいました。
全長35cmの鉄の棒が彼女の身体を貫いているのは事実でした。
肛門を支点として、円をえがくように直腸鏡を回転させながら腸内を360度くまなく観察しながら少しずつ抜いてきました。
ずっと直腸鏡に顔を近づけていると疲れてきたのでひと休みして顔をはなすと、大陰唇が検査前と比べて開いて来ていることに気づきました。

さっきまでは一部しか見えていなかったピンク色の小陰唇が3分の1ぐらい表に出てきていたのです。
直腸鏡を回転させているせいでひっぱられたのでしょう。
私は再び、直腸鏡に片目を近づけ、左右に大きく振りました。
もう片方の目で襞が緩んで開いてくるのが確認できました。

回転運動を続けました。
ついに小陰唇が全て露出されました。
ひだの頂点は確実に盛り上がっています。
クリトリスまでみることができた興奮で膝ががくがくして抑えるのに必死でした。
残り10cmぐらいのところで腸壁の盛り上がりを確認しました。
直腸の下にある子宮だとは思いましたが、確認のため盛り上がっているところを直腸鏡で下に引っかける ように押してみました。
すると小陰唇がパックリと割れて膣前庭部が露出されてきました。
驚いたことに腟入口部は閉じていました。

処女だったのです。

最終診断は非特異性大腸炎としました。
直腸鏡を全部抜いてから、直腸診をまだやっていなかったことに気づきました。
本来なら直腸鏡を挿入する前に必ずやっておくべきものです。
もうしばらく、彼女にはこの体勢でいてもらい、新しい手袋を看護婦さんに用意してもらいました。 (なかなか、肘膝位で診察をしたことがなかったので興味があったのと、もう少し観察したいという気持 ちがあったのも事実です。しかし、このことが最悪の結果をもたらすことになりました。)

まずは、痔核がないかどうか、奥の方にかくれていないかをチェックするために肛門の周囲に両手をそえ、さらに皮膚を伸展させ、肛門の内膜が外反するように引っ張りました。(簡単にいえばお尻の穴を指で広げました)
6時方向に皮膚のたわみを認めましたが、いわゆるいぼ痔のようなうっ血所見は認めず、外反した肛門管の内膜はピンク色を呈し、15本(実際に数えてみました)の肛門の皺襞はみだれもなく、美しい。
思わず声に出してしまいそうになりました。

見とれていると、突然、肛門のひだがうねりだしました。
内側へ収縮しすぼみ始めたかと思うと、今度は一気に肛門全体が盛り上がってきました。

「ブッー、プ」

一瞬のことでよけきれませんでした。
私の鼻の下あたりに彼女の排泄物のしずくがかかってしまったのです。
まったく汚い。
汚い。
しずくは唇に垂れてきて私もパニック状態。(天罰なのでしょうか?)

実は、直腸鏡を施行する前に、本来なら前処置として浣腸をしておくべきところを、私も看護婦さんも急いでいたためこれを省略して検査をしました。
腸壁に便がくっついて見えないところは水を吹き掛けてその都度洗い流しながら(硬性直腸鏡の先端には空気や水を通すことのできる穴があります)今回は検査を進めたため、彼女のお腹は空気と水でぱんぱんに なっていたのです。
「トイレまで、我慢できますか」
彼女は枕に顔をうずめながら、無言で激しく頭を左右に振り続けていました。
看護婦さんに大至急ポータブル便器を持ってくるよう怒鳴りました。
その時、私は彼女のことより早く顔を洗いたいという思いでいっぱいでした。

まだ肘膝位のままの姿勢から動くことが出来ず、震えている彼女を背にし、洗面台へ向かいました。
顔を石けんであらい、イソジンでうがいしていると背中のほうで
「ブッブッ、ズッー、ドッ、ドシャー、シャー」
「先生」
と呼ぶ声がしました。

彼女の我慢の限界でした。
ポータブル便器は間に合いませんでした。
何度もお尻からシャーシャーと放物線を描いて排泄物がベッド上へ飛び散っていくのが見えました。
つらいことに看護婦さんはまだ帰って来ません。
近づきたくありませんでしたが、手袋をして彼女のお腹をさすってやりました。
「ピー、グルグル、ピー、グルグル」
とお腹の音が外まではっきり聞こえます。
しばらく彼女の肛門から茶黄色の泥状便が大量に噴出しつづけました。
こんなに可愛い子でも臭いんだ。
非常に臭い。

自分の服にも飛び散っていることに気づき、だんだん腹が立って来ました。
5分ぐらいして歩きながら看護婦さんが便器をかかえて戻ってきたのを見た時、
「なにやってんだ」
とブチきれてしまいました。

看護婦さんを怒鳴ってしまった後、大変、気まずい雰囲気になってしまい、後の処置は彼女にまかせて、私は隣の診察室で待っていることにしました。
冷静になって、考えてみると直腸鏡の際、かなり下腹部が張ってきていることに気づいてあげるべきで、我慢させてしまった私に非があるのは明らかでした。
しかも、彼女の突然の排便に我を忘れて何も悪くない看護婦さんにあたってしまって、申しわけない気持ちで彼女のことを考えていました。

彼女は、学◯院大学の学生だといっていました。
そういえば、診察時の服装も、品の良さそうなブラウスにフェレのタイトなジーンズ(お尻がはちきれそう)、フェラガモのローファーを素足に履いて、プレゲの時計をつけていましたが、嫌みがなく、実にさまになっていて好感がもてました。
言葉遣いも非常に丁寧で落ち着いていて、育ちの良さが随所に感じられました。
また他人への思い遣り、一緒に来ていた友達二人の会話から、リーダーシップ的な力もあるなと思いました。
いわゆる成り金の娘ではなく、本当のお嬢様であることは明らかでした。
いままで直にそういった人種と接したことがなかったので、今になって頭の中が混乱してきました。

10分ぐらいして背中で声がしました。
「先生、先程は大変申し訳ありませんでした」
看護婦さんが本当に申し訳なさそうに立っていました。
目が少し潤んで、鼻がすこし赤くなっていました。
そんなにひどく怒った憶えはないのですが、すっかり恐縮してしまっていて、それまでの私にたいする接しかたとの変わりようにこちらがびっくりしてしまいそうでした。

「ジギタールの準備のほどできましたけれども」
「もう結構です」
また怒鳴ってしまいました。
「でも、説明して待っていただいでいるんです」
看護婦さんの顔が泣き顔にゆがんでいました。
その時の私は、理由はわかりませんが、なぜか苛立っていて、正常な思考ができないでいました。
無言のまま、隣の処置室へズカズカと入っていきました。

彼女は最初の時と同じ姿勢で横向きになって寝ていました。
腰にはバスタオルが掛けられていました。
私は右手に手袋をつけると、今度は自分の素手で彼女のお尻の割れ目に左手を突っ込んで広げて、アナルを確認しようとしました。
この時、盲目的に手を深く突っ込みすぎたので小指が大陰唇に一部引っ掛かってしましました。
彼女は声は出しませんでしたが、一瞬、身体を硬直させました。

この状態でなんとか、右手の中指を肛門に挿入しましたが、彼女が緊張しているのと、お尻を突き出してくれていない横になっただけの体位だったので彼女の発達した殿部に曲げた拳がぶつかってしまい中指が第 一関節ぐらいまでしかはいらず、怒って指を引き抜きました。
「ちゃんと見えるようにしてから呼べ」
また看護婦さんをどなってしまいました。
看護婦さんも慌てていたのでしょう、何を勘違いしたのか腰をおおっていたバスタオルを取って足下へ放り投げ、お尻を丸出しにしてから、彼女の枕元へいき、再び、肘胸位になるようお願いしていました。
この時、はじめて、彼女は首を横に振って拒否しました。
帰りの船の時間もあり、私のイライラはピークに達しました。

「なんでもいいから早くしろ、砕石位でもいいから」
看護婦さんは私のいわれるがまま彼女を側臥位からまず仰臥位(あおむけ)にもどしました。
彼女もこの時、砕石位がどのような姿勢か知っていれば首を振っていたことでしょう。
「早くしろ」
看護婦さんへの指示が全て乱暴なものになってしまいました。

看護婦さんは彼女の頭の方に回ると、両膝を手で抱え込み、あれよあれよというまに彼女の膝を抱え上げてしまいました。(このへんはさすがプロです)
つまり、私の目の前には、下半身丸出しであそこもモロに露出させられた光景が展開していました。
そもそも、砕石位という体位は産婦人科で女性器を観察するためのものです。
通常は婦人科内診台の上で行われるものですが、普通のベッド上では脚の挙上が困難であり観察不十分に 終わる欠点があります。
案の定、彼女の外陰部ははっきり良く見えるのですがその下の肛門は良く見えません。

そんな、私のイライラを察したのか看護婦さんは膝を抱えこんでいた手を持ちかえ、彼女の膝の裏を手のひらで上から押さえ付けるようにしました。
彼女の身体は”コ”の字のように折れ曲がり、お尻があがってきて、肛門も見えるようになりました。 (この看護婦はもしかしたら有能なのかも)
すでに彼女の身体は両膝と両肩が接するところまで曲げられているせいで肛門がこちらに顔を開いていました。
もうこれはすでに砕石位とは言えない体位でしたが、肛門と女性器の観察には最適でした。
いつのまにか私のイライラはおさまっていました。

肛門も天井を向くほど露出されており、ジギタールの体位としては完璧でしたが、わたしはサディスティックになっていて、まだ納得しませんでした。
まだ大丈夫だ、もうちょっといけるとふんだのです。
医者になってはじめて一線を越えようとしていました。

「もうちょっとなんとかしてよ」
と私は看護婦さんにさらに要求しました。
これ以上やりようがないので看護婦さんも最初とまどっていましたが、私と視線が合い、こちらの意図がようやく通じたのか、視線を合わせたまま無言で(こうですか・・・)と肩に押し付けていた膝を外側へ広げ始めました。
私は目配せし(もっと、もっとだ・・・)と合図をおくり続けました。

ほぼ180度に近い角度まで両膝が割られて鼠径靭帯や大腿の付け根のすじまで見えるようになるまで引きのばされました。
彼女がいつ抵抗するかヒヤヒヤしていましたが、無言のままでした。
少し離れてみると肘膝位よりもはるかに異様な体位でした。
当然、彼女のあそこを隠すものはなにもありません。

大陰唇は天井に向かってパックリと割れ、ピンク色の小陰唇、腟口のまだ閉鎖した部分の粘膜は周囲とくらべて白みがかっていました。(これが処女膜なのか?初めて見た)
そして先ほどは良く観察できなかったクリトリスも丸見えでした。
先ほど見た時は包皮ごしの隆起をみていたことに気づきました。
今は包皮が後退して直径4.5mmほどの充血したクリトリスそのものの隆起が見えているんです。(皮からはみだして、飛び出ているていう表現がぴったしでした)
まるで解剖のアトラスをみているようでした。

看護婦さんにその姿勢を保持してもらい、肛門に中指を垂直にすべりこませました。
直腸の内部は温かく、そしてなんと柔らかいことでしょう。
私は勃起していました。
そして必要以上に指を上下に出し入れしました。
奥まで届くようにクリグリを拳ごと押し付けると、他の指に彼女の粘液が付着しました。
彼女は目を潤まして、唇をかみしめたような表情で、じっと天井を見つめて耐えていましたが、最後まで涙はこぼしませんでした。
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